在宅医療の学会が札幌にやってきた〜会場はAIの話でもちきりでした
7月4日・5日の2日間、札幌コンベンションセンターで開かれた「第8回日本在宅医療連合学会大会」に参加してきました。全国の在宅医療の実践者が集まる大きな学会が、今年はなんと地元・札幌で開催。会場の入口には大きな大会看板が立っていて、遠方から来られた先生方に「札幌はいい季節ですね」と言われるたび、少し誇らしい気持ちになりました。
会場はAIの話でもちきり
今回、会場を歩いていて一番驚いたのは、AIやデジタル技術の発表の多さです。ポスター会場では、
- 診察や会議の音声をAIが記録して、書類の下書きまで自動で作るクリニック
- お薬のバーコードをスマホで読み取って、管理の手間とミスを減らす取り組み
- 独り暮らしの高齢者にタブレットを貸し出し、ビデオ通話で見守りを続ける実践
など、足を止めるたびにメモが増えていきました。在宅医療というと「昔ながらの、家に伺う医療」というイメージがあるかもしれませんが、その裏側はいま、すごい勢いで新しくなっています。時代の流れを肌で感じた2日間でした。
それでも主役は、患者さんの暮らし
とはいえ、どの発表にも共通していたのは「技術はあくまで道具で、主役は患者さんの暮らし」という姿勢です。書類仕事を機械に任せられれば、そのぶん患者さんの顔を見る時間が増える。最先端の話を聞きながら、結局はそこに行き着くのだなと、どこかほっとしてもいました。
当院も、新しい道具は柔軟に取り入れながら、患者さんと向き合う時間をいちばん大切にする診療を続けてまいります。学会でもらった刺激を、さっそく日々の訪問に活かします。
札幌インターナショナルクリニック 院長 吉峰 玲
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